フォルティス





機体名称GuS-Z0101 FORTIS
野性体ニクスジャッカル
生産グースヴィネストラーダ社
所属グースヴィネストラーダ社 戦闘機獣開発部
全長18.8m
全高9.6m
重量67.5t
最高速度420.0km/h
パイロットセレナ・アヴァンシア
武装 ハイパーレーザーファング
ストライクレーザークロー×4
超小型拡散荷電粒子砲
22連装ハイマニューバーマイクロミサイルポッド
■以下、複合兵装『アエグリン』
 ジャミングブレードタイプβ『スフィア』×2
 プラズマキャノン×2
 可変プラズマブレード×2
 限定空間電磁防壁『ブラウシルト』×2
装備 AESF(アンチエネルギーシールドフィールド)発生装置×2
第3世代マグネティックホバーリングシステム『ランドリンクス』×4
マルチブレードアンテナ×2
高出力プラズマブーストコンデンサー『アルスヴィズ』×2
■機体解説
 暗黒大陸ニクスに本社を構える兵器開発メーカー、グースヴィネストラーダ社(以下GS社)が開発したジャッカル型のゾイド。正式な識別名称は『GuS-Z0101 FORTIS』。
 同社は主にエース級のパイロットや有力な傭兵など、個人単位のクライアントを対象に、既存ゾイドのチューンナップやカスタム機の開発から販売・整備までを請け負うというあまり類を見ない業務形態を持ち、業界においても独自のニッチを獲得、成長を続けてきた。 生産性を度外視してひたすらに高性能を求めるという開発理念は兵器開発においてタブーともいえるものだが、それゆえに純粋に強さを求める一部のゾイド乗りからは高い支持を得ている。

 フォルティスは、同社が開発した初の完全オリジナル機であり、その持てる技術をすべて詰め込んだ、まさにGS社の集大成ともいえる機体である。
 ベースは暗黒大陸の固有種であるニクスジャッカル型野生体の中から特に生命力に優れた固体を選別し、解析の進んだオーガノイドシステムの限定利用によって、コアに負担をかける事無く生命力の向上と代謝の活性化を図ったものを使用。その生体としてのポテンシャルはライガーゼロやバーサークフューラーにも勝るといわれている。
 また、背部にはゾイドコアに併設された2基のプラズマブーストコンデンサー『アルスヴィズ』を格納。フォルティスの第2のコアとも呼べるこの動力機関のもたらすエネルギーは全身の様々な装備、武装に送られるほか、直接エネルギーを機体後方へ放出することでブースターとしても機能し、その最大速力は時速420キロに達する。
 まさにフォルティスの戦闘力の原動となる装置だが、その分発熱量が凄まじく隠密行動には向かない他、冷却のため稼動時には本体を機体外に露出させる必要があり、同時に最大の弱点ともなりうる。

 脚部には新技術を投入したマグネッサードライブを実装。磁力を操り地表を滑るように高速移動し、また逆に地面に張り付くことで急激な方向転換や加減速を行い、急斜面に機体を固定する事すら可能とした。アルスヴィズとの併用により、陸戦ゾイドとしては驚異的な機動力を誇る。

 肩部には独特の形状をなす複合兵装ユニット『アエグリン』を装備。鹵獲したダークスパイナーの技術解析から開発されたジャミングスフィア、その先端に備えられた高出力プラズマキャノン、併設された同プラズマブレードと超電磁シールドからなり、アルスヴィズのもたらすエネルギーの大半はここで消費される。
 特筆すべきは、青い球状の形をとるジャミングスフィア。ダークスパイナーのように対象の機体コントロールを支配するほどの出力は無いものの、武装や動力機関を停止、あるいは暴走させるには十分な威力を発揮。ダークスパイナーで必要不可欠だった大掛かりな廃熱装置やアースアンカーも不要であり、高速走行中での使用も可能であるなど、取り回しに優れている。
 最大出力での効果範囲は半径200メートルとされているが、2基あるうちの1基はフォルティス本体から離れて自律飛翔が可能であり、その効果範囲を自在に拡大することがでる。この場合、最大で直線距離にして800メートルもの空間をその支配下に置く。

 砲撃装備としては、主砲として用いられるプラズマキャノンを搭載。高速で放出される電磁エネルギーの塊は一撃で大型ゾイドを行動不能に陥れる出力を誇るが、1度の射撃ごとに4秒間の冷却と再チャージを要する。なお、自律飛翔時にはプラズマキャノンとしての運用はできない。
背部には副砲として、拡散荷電粒子砲を装備。その筐体は小型ゾイドに搭載可能なほどに小型化・軽量化されていながら、最大チャージ時にはジェノザウラーの60%に匹敵する荷電粒子を放出可能。形態を拡散型に限定したことで、偏向バレルの短縮と運用時の安定性を両立。広範囲に荷電粒子の弾幕をばら撒くことで、高速ゾイドの足止めや対ミサイル防御などに使用される。
さらに背部には荷電粒子砲のカウンターウェイトとなる位置に22連装マイクロミサイルポッドを装備。熱感知能力を持つ弾頭を単発ずつ、あるいは全弾同時に発射が可能で、作戦に応じて発煙弾や閃光弾に換装することができる。
また、アエグリンのユニット前面には瞬間的に強固なシールドを形成するジェネレーター『ブラウシルト』を備え、防御力も平均以上の数値をたたき出す。

 近接戦闘時には、アルスヴィズからのエネルギー供給を受ける高出力ハイパーレーザーファングやストライクレーザークローの他、アエグリンに搭載されたプラズマブレードを用いる。
 また、前脚部先端にはエネルギーシールドの理論を応用した磁場相殺システムを実装。攻撃の瞬間に対象のシールドに穴を開け、確実に爪の一撃を叩き込む。

 GS社のPR用として開発されたフォルティスは当然量産化の予定はないものの、アリーナ決勝進出をうけてか、同社には既に市販化に関する問い合わせが複数件寄せられているという。




アエグリン射出

武装フルオープン

プラズマブレード展開

荷電粒子ジェネレーター展開

アルスヴィズ格納

アルスヴィズ展開


■製作後記■

独特のフォルムを持つ高速ゾイドに憧れて、自分なりに作ってみた ものです。
ジェノザウラーの尾にスピノサパーの胴体を連結して『獣っぽくね?』と閃いたのが3年前。
着工、放置、本制作と、丸々3年以上の月日をかけて、ようやくの完成を見た機体です。
『思いついたことは全部やってみる』を信条に試行錯誤を進めた結果、多大な犠牲を払いつつ全身ジャンクパーツの塊のような機体に・・・w
パテやプラバンを多用したり、間接にボールジョイントを仕込んだり、生涯で初めてのスプレーを用いた全塗装に挑んだりと、前作ウィスタリアウルフより格段に『プラモ』な作業ができたと思いますw
工作自体はゾイドやガンプラをひたすらミキシング。パーツ同士のラインをパテで整え、後脚部の装甲はゼロフェニの装甲にプラバンとジャンクで自作。 武装や一部の間接、パーツの接続にはBJPMのお世話になりました。
塗装はサフからブラックをベースに軽くガンメタルを吹き付け、アクセントとして肩と武装の一部にレーシングブルーを乗せました。










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